インタビュー

A ramp along a curved wall in the Kiasma Museu, Helsinki, Finland

「みなみんにインタビューしてみた!」


本ポートフォリオでは、「みなみん」こと南李玖氏にインタビュー形式でみなみんについて客観的に深掘りするページを作りました。インタビュアーには、同研究室の方々にお願いする形でまとめていただきました。
ぜひ、最後までお読み頂けると幸いです。

Q: よろしくお願いします。


よろしくお願いいたします。

Q: 普段は何をしているの?


大学では研究が主で、それ以外だと、アルバイトでは、プログラミング教室で講師をしていますね。趣味のソフトウェア制作をしていることが多いですね。もちろん、就活もしています。

Q: どんな研究なの?


コンピュータビジョンに関する研究を行っています。コンピュータビジョンというのは。コンピュータが見たモノ(例えば,動画とか画像等のデータ)を認識して理解できるようにする分野のことです。例えば、バスがあって、人の目で見た時「バス」と認知できるかと思います。一方、コンピュータではバスが映った画像や動画像を画像認識を使って自動的に「バス」と判定します。これは。コンピュータが見たものを人工知能によって理解できるようにした技術といえますよね。私はレーザスキャナで計測したデータから、自動的にその形状を判定する技術について研究したりしています。要するに、レーザスキャンするだけで、その物体の形が自動で判別できる技術ですね。

Q: 面白そうだけど、ちょっと難しそうな研究にも思えます。この分野に決めたきっかけはなんだろう?


そうですよね、一口に「人工知能」と言っても、機械学習とか深層学習とかありますからね。分野に関してはぶっちゃけ、特にこだわりは無かったんですよ。人がやっていたことを自動化して何か役に立つ研究がしたかったんですよね。「自動化」にすごく、魅力を感じていたので。そこで、社会インフラ設備の維持管理を自動化する研究プロジェクトというのを先生から紹介くださって、すぐに惹かれました。そして、この研究に取り組んでいくうちに、この分野に対する愛着も湧いてきた感じです。

Q: 研究とかそれ以外の場面でも良いですが、心がけていることはありますか?


私が普段、心がけていることは「多角的に考える」ことです。例えば、プログラムの実装のとき、エラーだったり、思った動作をしない場面というのは多々あります。このとき、誰でも最初はソースコード内の記述ミスを疑うことがほとんどですが、私はそのアプローチだけでは問題の解決には至らないことが多いことに気づきました。ここで私は、エラーの該当部分のみを着目するのではなく、周辺のコードや処理手順を見直しました。さらに、データの渡し方や処理順序について問題がないか、ライブラリのバージョンの相性や仕様の認識違いがないか等、徹底的にデバッグを行いました。結果として、バージョンダウンを試行して解決しました。
このように,あるエラーの原因を一つだけだと決めつけるのでは、ダメなんですよね。
不思議にも、この心がけというのは、プログラムの実装以外で日常的な場面でも、通ずるものがあることに気づきました。なので、何事にも「多角的に考える」という心がけは大事だと思ってます。